企業の経営パートナーとなるため、

私は変化し続ける

仲野晶夫 Teruo Nakano

営業部 営業推進 水戸
2016年3月中途入社

【Profile】
茨城大学卒業。
幼少から大学までを茨城県で過ごし、就職を機に千葉県へ移住。
住宅設備会社で働くなかで「茨城に貢献したい」という想いが強まり、フレックスへUターン転職。
プライベートでは2021年に2人目の娘が生まれ、育児に奮闘する日々を送る。


―仲野さんは入社当時から変わらぬ想いをお持ちだそうですね。

はい。それは「生まれ育った茨城を盛り上げたい」という想いです。私は大学時代、茨城県の企業を中心に就職活動をしていました。しかし、首都圏と比べると求人数が少なく、やりたい仕事を思うように見つけることができませんでした。悩んだ結果、最終的に東京本社の住宅設備会社に就職。配属先が千葉になり、初めて茨城を離れることに。離れて気づいたのは、自身の地元への愛着でした。地元にいる仲間、人と人との繋がり、そして見慣れた景色…。地元への想いがこんなにも大きかったのかと、自分でも驚きました。千葉での2年の生活を経て「やっぱり地元で働きたい」と改めて感じ、転職を決意。就職活動時に企業の選択肢の少なさを感じた僕だからこそ、「茨城にある会社の魅力を広め、茨城で働く人口を増やしたい!」と思ったのです。この気持ちで、一社一社のお客様と向き合い、多くの方にその魅力を伝えられるよう尽力しています。


―地元貢献への強い想いを感じます。では逆に、入社後考え方が変わったことはありますか?

そうですね。入社当初は、自分がお客様と接点を持つことで求人を”掲載”すること、その事実に価値があると思っていました。そのため、予算の少ないお客様には無理のない提案でおさめていました。費用を抑えて掲載してもらうことが良いというスタンスだったのです。しかし、その提案を続けているうちに、これが本当にお客様のためになっているのか、疑問に思うようになりました。採用が難しい職種、人が集まりにくいエリアの募集の場合、掲載しただけでは応募は来ない。人を”採用”をするために何をするべきか改めて考えるようになりましたね。

―その気づきを得たのは、どんなきっかけだったのですか?

それは、あるお客様との出会い。社員想いの社長が営む従業員数15名ほどの小さな会社。社長は私に多くの話をしてくれました。会社の課題、社員への想い、目指したい未来…。そんな話をするときは、決まって社員の方々が働くフロアで。社員にも声が届いて欲しかったのかもしれません。そんな社長から、ある日「社長室に来て」と突然連絡が入りました。パソコン1台がおけるかどうかの小さなテーブルが一脚あるのみの社長室。社長は真剣な眼差しで私に聞いてきたのです。「うちが人を採用するにはどうしたらいいと思う。ねえ、仲野くん、どうしたらうちの会社が良くなると思う?」と。今までであれば「とりあえず予算内で求人掲載をしましょう」と答えていたと思います。 そんな私が社長の本気を目の前に「御社が取り組んだほうが良いと思うこと、全部伝えてもいいですか」と咄嗟に口にしていました。社長の想い、会社の魅力を伝えたい。そしてこの会社の力になる人材に入社してほしい。その一心だったように思います。この経験が、”掲載”してもらうことから、人材を”採用”してもらうことに、意識が変化した瞬間だったと思います。

―心からお客様の力になりたいと思う気持ちが、提案を変えたのですね。そのお客様には、具体的にどんな提案をされたのですか?

採用全体を見直す必要があると伝えました。求人広告への掲載はもちろんですが、まずは求職者の情報源であるホームページのリニューアル。応募者にとって会社・仕事理解が進むものに変更した方がいいと思ったのです。また、求職者と直接接点が持てる合同企業説明会への参加を提案。社長の人柄に直に触れてもらう機会を作ることで会社の社風をリアルに伝えることができると思いました。私の提案を黙って聞いていた社長が商談の最後に言ったのは、「分かった、仲野くん。その提案を全部入れた見積書を用意して」の一言でした。後日、「この提案でやってみよう。任せる。」と社長から連絡が。「任せる」…その言葉が何よりも嬉しく、そして私の想いが伝わったんだと思いましたね。採用結果は、無事成功。少し大げさかもしれませんが、「経営パートナーとして力になれた」とやりがいを感じられた瞬間でした。

―変わらない想いを持ちつつも、お客様への向き合い方が変化していったのですね。最後に、そんな仲野さんが日々の仕事の中で意識していることを教えてください。

企業の経営パートナーとして、お客様から必要とされる存在であり続けるために、変化を恐れないことです。現在入社5年目。中堅になった今、周囲の意見を素直に取り入れる柔軟性が重要だと思っています。経験を積み重ねる中で、変化することが大変だと感じることもありますが、現状維持では周囲に置いて行かれてしまう。周囲の新しい考え方や行動を素直に受け入れながら、自分自身を変化させ、挑戦し続けること。そうすることで、人は年齢や立場に関わらず成長し続けることができると思っています。これからも自分自身をレベルアップさせながら、茨城の企業の魅力を一社でも多く求職者の方に伝えていきたいですね。